一人暮らしをして静養生活をしよう!
というわけで、一人暮らし計画を進めている間に適応障害、心身症になり、一人暮らしの準備と退社の手続きをしながら入居までの期間を過ごし、無事一人暮らしを開始しました。
一人暮らしは快適でした。
今日は何作ろうかな~とか、今日は湯舟に浸かろうかな~とか。
しかし一方、仕事のことを考えると私の頭はもやもやしていました。
現実が私の主観と不一致なのでした。
職場環境と自分の性格が合っていなかった、ということが頭では理解できていたものの腑に落ちない、そんな感覚でした。
私の職場環境とは、
デイサービスでありお客さん20数名から注目を浴びる。
デスクワークをしていても他のスタッフから相談や報告が多く、集中できない。
新人スタッフに仕事内容を何度説明しても響かない。
お客さん集めに躍起になっており、常に定員を満員にしなければならないというプレッシャーがかかっていた。
スタッフ間での対立構造があった。
ルーティンワークが残業なしには終わらない。
片道1時間4~50分。
この辺のことが、私の性格と合っていないのでした。
私というのは
20数名からの注目、および構ってオーラに消耗していた。
口数少ない。
考えてから話すタイプ。
一つのことに取り組んでいる間に話しかけられると再び集中するのに時間とエネルギーがかかる。
という性格面の不一致と
残業と通勤時間による充分に疲れが取れない生活。
という身体面と
スタッフ間の対立構造、新人スタッフに意識してもらいたいことが響かない
自分が集中しているときにやたら話しかけられ仕事が進まない
20数人からの注目されることでの消耗
というストレスがかかっている状態。
この状態が2か月間毎日×2回あり、2回目に私は適応障害、心身症を発症しました。
1回目の時は上司に仕事を減らしてほしいと伝え、仕事を減らすことで対処しました。
2回目は適応障害、心身症を発症しどうしようもなくなり退社を決意しました。
ところでうちの職場には
デイサービスはお客さんに安全に楽しく過ごしてもらうことが最も良い
という了解がスタッフの間にありました。
その中で、明るく元気、快活、社交的なスタッフがお客さんの多くからの信頼や満足も高かったのです(少なくとも私はそう考えていました)。
一方で私は、どちらかと言えば寡黙、声小さい、明るく元気というより思慮深い、内向的という性格でした。
私は自分の性格をきちんと把握せずに、明るく元気で社交的なスタッフのように振舞おうとしてました。
実際は全然振舞えてなかったんですがww
私は社交的に振舞うこと、大勢の前で堂々と気軽に明るい会話をすることが良いことだと思い、
自分の内向的な性格を封じ込めようとしていました。
これが加えて私の負担になっていたにも関わらず、私は自分の負担感を追いやって感じないようにしていました。
こうして、私は自分が負担を感じることばかりの職場で、自分に心身に負担がかかっていることに目を逸らし続けた結果、
職場に近づくと、吐き気や頭のふらつき、全身の重さという心身症状が出るようになったのでした。
こうして私は自分の性格に目を瞑っていたということと職場環境と自分の性格が合っていなかったということに気が付くと、ようやく適応障害発症の経緯が腑に落ちてきたのでした。
大事ですね、自分をきちんと知るということは。